従属節・独立節とは?主節との違いや3つの種類をわかりやすく解説!英会話で役立つ使い方のコツ

英語の基礎

英語の文章を理解し、より自然に話すために欠かせない要素が「従属節(じゅうぞくせつ)」と「独立節(どくりつせつ)」です。

しかし、文法書でこれらの言葉を見ても、「難しそう」「主節との違いがわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

サラ
サラ
従属節はメインの文に従うおまけの部分、独立節はそれだけで文として成り立つメインの部分(主節)のことです。これをマスターすると、ブツ切りではない、長く自然な英語が話せるようになりますよ!

本記事では、従属節と独立節(主節)のわかりやすい意味と違いから、3つの種類、そして英会話での実践的な使い方まで詳しく解説します。

「もっと自分の気持ちや状況を詳しく英語で伝えたい」という方は、ぜひ基本を身につけましょう。

従属節・独立節(主節)とは?英語文法における役割

英語で長い文章を作るとき、1つの文の中に複数の「主語+動詞」が含まれることがあります。その際、メインとなるのが「独立節(主節)」、詳しい情報を付け足すのが「従属節」です。

独立節(主節)とは

独立節(Independent Clause)とは、それ単独で完全な文として成り立ち、意味が通じる節(主語+動詞のカタマリ)のことです。一般的に「主節(Main Clause)」とも呼ばれます。

従属節とは

従属節(Dependent Clause / Subordinate Clause)とは、それ単独では完全な文として成り立たず、独立節(主節)に依存して意味を補足する節のことです。

けん
けん
「従属」という言葉の通り、独立しているメインの文に従っているサブの文なんですね。

例えば、以下の文を見てみましょう。

I know that he is coming.
(彼が来ることを私は知っている)

この文は、2つの部分に分けられます。

  • I know(私は知っている)= 独立節(主節)
  • that he is coming(彼が来ることを)= 従属節

「that he is coming」だけを言われても、「だから何?」となってしまいますよね。このように、他の文に依存して初めて意味を成すのが従属節の特徴です。

従属節と独立節(主節)の違い・見分け方

従属節と独立節の違いを明確に理解しておくことは、英語の長文読解やスピーキングにおいて非常に重要です。

独立節 / 主節 (Independent / Main Clause) 従属節 (Dependent / Subordinate Clause)
単独での成立 成り立つ(それだけで意味が通じる) 成り立たない(意味が不完全)
役割 文のメインとなる主張や事実 独立節に情報を付け足す(理由、条件、時など)
目印 接続詞なしで始まることが多い 接続詞(because, if, when, thatなど)や関係代名詞で始まる

【見分け方のコツ】
従属節を見つける一番簡単な方法は、接続詞や関係詞を探すことです。「because(〜だから)」「when(〜のとき)」「if(もし〜なら)」などの後ろに続く「主語+動詞」のカタマリが従属節になります。

従属節の3つの種類と使い方

従属節は、文の中でどのような働きをするかによって、大きく3つの種類に分けられます。

1. 名詞節(Noun Clause)

名詞節は、文の中で名詞と同じ役割(主語、目的語、補語)を果たす従属節です。「〜ということ」「〜かどうか」といった意味を表します。

I think that she is a great teacher.
(彼女は素晴らしい先生だ私は思います)

この文では、「that she is a great teacher」が「何を思うのか」という目的語(名詞の役割)になっています。英会話で自分の意見を伝える際によく使われる形です。

2. 形容詞節(Adjective Clause)

形容詞節は、直前にある名詞(先行詞)を修飾して詳しく説明する従属節です。関係代名詞(who, which, thatなど)を使って作られます。

This is the book that I bought yesterday.
(これは私が昨日買った本です)

「that I bought yesterday」が、どんな本なのかを説明し、名詞「book」を修飾しています。

3. 副詞節(Adverbial Clause)

副詞節は、動詞や文全体を修飾し、時・理由・条件・譲歩などを示す従属節です。

I stayed home because it was raining.
雨が降っていたので、私は家にいました)

「because it was raining」が、「なぜ家にいたのか」という理由(副詞の役割)を説明しています。

サラ
サラ
名詞、形容詞、副詞のどれとして働いているかを見極めるのがポイントですね!

【注意】「句」と「節」の違いを理解しよう

従属節を学ぶ際によく混乱するのが、「句(Phrase)」と「節(Clause)」の違いです。

  • 節(Clause):2語以上のまとまりで、「主語+動詞」が含まれているもの。(例:because I was tired)
  • 句(Phrase):2語以上のまとまりだが、「主語+動詞」が含まれていないもの。(例:in the park, to study English)

どちらも文に情報を付け足す役割を持ちますが、「主語+動詞」があるかどうかが決定的な違いです。より詳しい違いや見分け方については、以下の記事で解説しています。

▶ 英語の「句」と「節」の違いとは?見分け方をわかりやすく解説

学習シーン別:従属節をどう活かす?(レベル別ガイド)

従属節は種類が多く、一度にすべてを使いこなそうとすると挫折しがちです。ご自身のレベルに合わせて段階的に取り入れるのがおすすめです。

学習レベル おすすめの従属節 具体的な練習方法・利用シーン
初級者
(単語で答えがち)
副詞節
(because, when)
オンライン英会話で「Why?」と聞かれたら、単語ではなく「Because 主語+動詞」で理由を答える練習をする。
中級者
(意見を伝えたい)
名詞節
(that)
「I think that 〜」「I know that 〜」を使い、自分の意見や知っている事実を1文で長く話す練習をする。
上級者
(詳細に描写したい)
形容詞節
(who, which, that)
人や物を説明する際、関係代名詞を使って「〜な人」「〜な物」と後から情報を付け足す練習をする。

従属節を身につけるための学習ツール比較(向き不向き)

従属節の知識を実際の会話で使えるようにするためには、自分に合った学習ツールを選ぶことが大切です。

学習ツール 向いている人 メリット・デメリット
英語学習アプリ スキマ時間で基礎を固めたい人、会話に自信がない初心者 【メリット】クイズ形式で接続詞や語順を反復練習できる。
【デメリット】自分の言葉でゼロから文章を組み立てる練習には不向き。
オンライン英会話 インプットした文法を実際の会話で試したい人 【メリット】講師からの質問に対し、従属節を使って長く答える実践練習ができる。
【デメリット】基礎文法が全くわからない状態だと会話が弾まない。
文法書・参考書 理屈からしっかり理解したい人、TOEICなどの試験対策をしたい人 【メリット】句と節の違いなど、細かいルールを体系的に学べる。
【デメリット】読むだけではスピーキング力に直結しにくい。

オンライン英会話で失敗しないための導入前チェックポイント

従属節を使った長文を話す練習としてオンライン英会話を利用する場合、以下のポイントを事前にチェックしておくと挫折を防げます。

  • 基礎的な接続詞(because, when, if, that)の意味を理解しているか?
    → わからない場合は、先にアプリや参考書でインプットを済ませるのが無難です。
  • フリートークではなく「教材レッスン」を選べるか?
    → 初心者がいきなりフリートークで従属節を使うのは難易度が高いため、文法教材やトピックトークが用意されているサービスを選びましょう。
  • 講師がチャットボックスを活用してくれるか?
    → 自分が話した文の誤りをチャットでタイピングして直してくれる講師を選ぶと、従属節の語順ミスに気づきやすくなります。

英会話で従属節を使いこなすためのコツ

従属節を使った文を作るのは、実はとてもシンプルです。

まずは言いたいことのメイン(独立節・主節)を作り、その後に接続詞を使って補足情報(従属節)をくっつけるだけです。

従属節を導くためには、「that」「because」「if」「when」などの接続詞の使い方が鍵になります。接続詞をマスターすることで、独立節と従属節をスムーズに繋げ、より表現力豊かな英語を話せるようになります。

従属節・独立節に関するよくある質問(FAQ)

Q. 独立節(主節)と従属節の順番は入れ替えてもいいですか?
A. 副詞節の場合は入れ替え可能です。
例えば、「I stayed home because it was raining.」は、「Because it was raining, I stayed home.」と順番を変えることができます。ただし、従属節を文頭に置く場合は、独立節(主節)の前にカンマ(,)を置くのがルールです。名詞節や形容詞節は基本的に順番を入れ替えられません。
Q. 独立節と主節は同じ意味ですか?
A. 基本的に同じものを指します。
文法用語として、単独で文として成り立つものを「独立節(Independent Clause)」と呼び、従属節を伴う文のメイン部分を「主節(Main Clause)」と呼びます。学習上は「独立節=主節」と考えて問題ありません。
Q. 1つの文の中に、従属節を複数入れることはできますか?
A. 文法的には可能ですが、会話では注意が必要です。
「I think that he was late because he missed the train.」のように従属節を重ねることはできます。しかし、長すぎると聞き手が理解しにくくなるため、英会話初心者のうちは「1文につき従属節は1つ」を意識して、文を分ける方が自然に伝わります。
Q. 従属節の「that」は省略してもいいですか?
A. 名詞節の「that」や、目的格の関係代名詞「that」は省略可能です。
日常会話では「I think (that) she is kind.」のように省略されることが非常に多いです。省略されている場合でも、「主語+動詞」のカタマリが続いていることで従属節だと見分けることができます。

まとめ:従属節と独立節をマスターして自然な英語を話そう!

従属節と独立節は、英語の文法の中で重要な要素ですが、基本の構造を理解すれば決して難しくありません。

  • 独立節(主節)は単独で文として成り立つメインの部分
  • 従属節は単独では成り立たず、独立節を補足する役割を持つ
  • 従属節には名詞節、形容詞節、副詞節の3種類がある
  • 接続詞や関係詞が従属節の目印になる

まずは、「I think that 〜(〜だと思う)」「I was happy because 〜(〜だから嬉しかった)」など、自分がよく使うフレーズに従属節を足す練習から始めてみましょう。

インプットした文法は、実際に声に出して使うことで定着します。オンライン英会話の体験レッスンなどを活用して、講師を相手に従属節を使った少し長めの文章を話す練習をしてみるのもおすすめですよ!