給与未払い・給与遅延

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給料が遅延している場合の対策と相談先 会社が倒産したら給与未払分はどうなる?

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こんにちは、岡田です。

 

今回は、こちらの給料が遅れる理由 遅延は倒産の前兆?遅れは法律違反になるのか?を読んでくださった、小西さんという男性の方からいただいた相談メールについてです。
(※ご本人から転載の許可を得て執筆しています)

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給料が遅延している場合の対策

以下、メールの内容です。

 

初めまして、小西と申します。

岡田さんのブログに書いている給料が遅れる理由の記事を読ませていただきました。

 

僕の会社も1カ月くらい給料が遅れている状態です。

もう半年ほどずっと遅れています。

給料が遅れているのは僕だけではなくて、同僚や後輩も遅れているようです。

給料が遅れている理由を上司に聞いても教えてくれず、支払ってくれるようにお願いしているのですが一向に改善しません。

小さな会社なので上司といっても社長の弟で専務です。

 

専務に言っても、会社は今厳しい時期だから我慢してくれ、今色々動いているところだから大丈夫だとしか言いません。

社長の姿を最近見ることもなく、社長に理由を聞くこともできません。

社長に会っても威圧されそうなので聞くことはできません。

※中略

オラオラ系の会社なので揉めてしまうのは怖いですし、給料を払ってくれない可能性もあるかもしれません。

最近は給料が遅れていることに対して申し訳ないような感じがなく、当たり前のようになっています。

営業会社なのに歩合もほとんど出なくなりました。

会社に言っても取り合ってくれないのでどこか相談できるようなところはありますか?

僕はどうすればいいでしょうか?

 

まず、私は法律の専門家ではなく経営者ですので、あくまでも経営者目線でのお答えが大前提になります。

最低限の法律は把握していますので、アドバイスできるところもあるかと思います。

 

詳しいことが書かれていませんでしたが、上司が社長の弟の専務ということは、おそらく小西さんが勤務する会社は一族経営ではないかと思います。

そして、あまり労働環境が良くない営業会社のようですね。

 

結論から言うと、まともに話し合っても勝ち目はないと思うので、会社が倒産してしまう前に辞めるのが得策ではないでしょうか。

※会社が倒産しても「未払賃金立替払制度」というものがありますので、賃金が一切貰えなくなるわけではありません

 

 

経営者の方がどんな方か存じ上げないので、あくまでもメールを拝見した感想ですが、働いてくれている従業員の事を考えているようには見受けられません。

 

このタイプの人は調子の良いことを言って「のらりくらり」と逃げるタイプだと思います。

時に情で訴えかけたり、時には脅迫めいたことを言ってきたり、といった具合ですね。

 

 

会社の経営が傾いているのに高級車に乗っている、外では会社が儲かっているように見栄を張っている。(※省略した部分に記載があったことです)

 

車は経費で処理しているのかもしれませんが、それにしても車が必要であれば、軽自動車に乗り換える。

外で無駄な出費はしない。

そのようなお金があるのであれば、少しでも未払いの賃金を支払うべきですね。

 

ですので、私ならこの会社に残ろうとは思いません。

1ヶ月分の給与ももちろん心配ですが、先々もっと酷いことになる可能性が高いと思います。

給与遅延を相談できる公的機関は?

まずは、労働基準監督署か労働局に相談してください。

 

その際に、給与が支払われていない事を証明できるものがあれば、よりスムーズにいくとおもいます。

タイムカードがあると思いますので、念のためコピーを取るなりしておいた方がいいですね。

 

稀にタイムカードがない会社もありますので、その場合はその旨も事実として伝えてください。

タイムカードがない時点で、かなりブラックな臭いのする会社ではありますが・・・

 

「○○(都道府県)労働局」と検索すれば、お住まいの地域の労働局が出てきますので、早急に相談するようにしてください。

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会社が倒産したら給与未払分はどうなる?

先程軽く触れましたが、給料の未払いがあるまま会社が倒産してしまった場合、「未払賃金立替払制度」というものがあります。

 

どういった制度か簡単に説明すると、会社が倒産したことによって賃金が支払われない場合、未払賃金の8割を立替払いしてくれる制度です。

この立替払いの対象は、毎月の給料と退職手当のみです。

賞与に関しては対象外となってしまいます。

 

立替払いを受けることができる対象者も決まっていますので、注意してください。

未払賃金の立替払いを受けることができる人

引用元:厚生労働省HP [参考]立替払を受けることができる人

 

 

あと、以下に立替払の対象となる未払賃金の表を掲載しておきます。

表の事例は、給料の締日が20日。

給料の支払日が26日の場合です。

賃金の未払金の立替例

引用元:厚生労働省HP 【参考】立替払の対象となる「未払賃金」の例

 

国の制度でこういった保証もありますが、満額を貰うことはできませんし、手続きを行う労力もかかります。

ですので、早めに行動された方が結果的にご自身にとって負担が少なくなります。

給料が1カ月以上遅れ始めたらやっておいた方が良いこと

「給与の遅延=倒産」ではありませんので、「給料が遅れ始めたら、さっさと会社を辞めた方がいいですよ」と安直なことは言いません。

会社への恩義や、なんとか立て直したい一心で頑張っている方もいらっしゃると思いますので。

 

 

ただ、今回いただいたようなケースの場合であれば、早急に次のことを考えて動いた方がベストです。

経営者から、従業員に対しての誠意が感じられませんので。

 

 

給料の遅れはあってはならないことですが、会社を経営する側の立場から言うと、明日は我が身かもしれません。

ただ、その際にどういった行動を取るのかということも、私は大事だと思っています。

 

会社の経営がいよいよ危なくなっているのに、従業員に隠したままにするのか。

それとも、全て事情を話したうえで、協力をお願いするのか。

 

後者の場合は、事情を話したことによって会社を辞める人もいるでしょう。

ただ、それは当然の事ですし、会社を経営する者として真実を話すことが、従業員に対しての誠意だと思います。

 

 

会社の経営が危ないことを隠し通して、ある日いきなり倒産ということになってしまったら、働いてくれている従業員が路頭に迷ってしまいます。

今回のケースは、かなり高い確率でそうなってしまうと思います。

 

 

ですので、見ず知らずの私が言っても説得力はないかもしれませんが、まず一番はご自身の今後を大切にしてください。

その為に、次の仕事先を見つける活動を早急にされた方が良いでしょう。

 

 

ハローワークに行って職業相談をしたり、求人誌で気になる会社を探すなど、できることから始めていってください。

 

もし、とてもそんな時間は確保できそうにない、という場合は、【エージェントタイプ】の転職サイトに登録するようにしてください。

ご自身のプロフィールや希望条件などを記載しておけば、条件にあった仕事を紹介してくれる仕組みです。

 

面接の日時や条件面の調整以外にも、現在の置かれている状況を考慮して就職活動のサポートをしてくれますよ。

どれだけ使っても無料ですので、ぜひ活用して良い転職先を見つけてください。

 

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