英語の「代名詞」とは、名詞の代わりに使われる単語のことです。文章や会話を簡潔にし、テンポよく話すための重要な役割を果たします。
例えば、「Ken likes Ken’s dog.」という文を「Ken likes his dog.」に変えることで、不自然な繰り返しを避け、ネイティブらしい英語になります。
しかし、英会話初心者の多くが「heとhimがとっさに出てこない」「thisとthatの使い分けに迷う」といった悩みを抱えています。
本記事では、代名詞の種類と使い方を一覧表でわかりやすく整理し、実際の英会話で間違えないためのコツやよくある質問を解説します。

英語の代名詞とは?その役割と重要性
代名詞を使う最大の理由は「会話のテンポ」
代名詞(pronouns)は、一度話題に出た人や物を指し直す単語です。
日本語では主語や目的語を省略することが多いですが、英語では原則として省略できません。そのため、代名詞を使って文章を短くし、会話のテンポを良くする必要があります。
Ken likes Ken’s dog. → Ken likes his dog.(ケンは彼の犬が好きです)
【一覧表】人称代名詞の基本変化
英会話で最もよく使う「人称代名詞」の変化表です。まずはこの基本を頭に入れましょう。
| 主語(〜は) | 所有格(〜の) | 目的格(〜を/に) | 所有代名詞(〜のもの) |
|---|---|---|---|
| I | my | me | mine |
| you | your | you | yours |
| he | his | him | his |
| she | her | her | hers |
| it | its | it | – |
| we | our | us | ours |
| they | their | them | theirs |
代名詞の種類と基本的な使い方
英語の代名詞には、役割に応じていくつかの種類があります。実際の会話シーンを想定して確認しましょう。
主格(Subject Pronouns)
文の「主語」として使われます。動作をする人や物を指します。
He is a teacher.(彼は先生です)
目的格(Object Pronouns)
動詞や前置詞の「目的語」として使われます。動作を受ける対象です。
She called me.(彼女は私に電話をかけた)
所有格(Possessive Pronouns)
「誰のものか」を表す代名詞です。名詞の前に置いて使います。
This book is mine.(この本は私のです)



さらに表現を広げる代名詞の使い分け
指示代名詞(Demonstrative Pronouns)
具体的な物や人を指し示すために使います。距離(近い・遠い)や単数・複数によって使い分けます。
- 近いもの:this(これ), these(これら)
- 遠いもの:that(あれ), those(あれら)
This is my bag, and that is yours.(これは私のカバンで、あれはあなたのです)
再帰代名詞(Reflexive Pronouns)
主語と目的語が同一人物である場合に使います。「〜自身」という意味になります。
- 例:myself, yourself, himself, herself, itself, ourselves, yourselves, themselves
He hurt himself.(彼は自分自身を傷つけました)
疑問代名詞(Interrogative Pronouns)
質問をする際に使われる代名詞です。英会話の疑問文で頻出します。
- 例:who(誰が), whom(誰を), what(何が), which(どちらが), whose(誰のものが)
不定代名詞(Indefinite Pronouns)
特定のものや人を指さない代名詞です。
- 例:someone(誰か), anyone(誰でも/誰も〜ない), everyone(全員), nobody(誰も〜ない), nothing(何も〜ない)
Everyone is welcome.(誰でも歓迎します)
日本人が英会話で間違えやすい代名詞の注意点
文法としては理解していても、実際の会話になると間違えやすいポイントがあります。以下の2つに注意しましょう。
- 主格と目的格の混同
とっさに「He told I」と言ってしまうミスが多いです。正しくは「He told me」です。動詞の後は目的格が来ると覚えましょう。 - 性別の言い間違い(heとshe)
日本語では「彼」「彼女」と意識して話すことが少ないため、会話中にheとsheが入れ替わってしまうことがあります。話す前に人物の性別を意識する癖をつけましょう。
こんな人は要注意!代名詞の復習が必要なサイン
英会話をスムーズにするためには、代名詞の使いこなしが不可欠です。以下のチェックリストに当てはまる方は、基礎からの復習をおすすめします。
- 会話中、同じ人の名前(Ken, Maryなど)を何度も繰り返してしまう
- 「彼に」と言いたいとき、とっさに him ではなく he と言ってしまう
- this と that の使い分けを感覚だけで行っており、自信がない
- オンライン英会話で、講師から主語の抜けをよく指摘される
代名詞の効果的な学習方法とオンライン英会話の活用
代名詞は、机の上で暗記するだけでなく、実際に声に出して使うことで身につきます。
1. 短い例文を声に出して覚える
「I give him」「She likes it」など、主語+動詞+目的語のシンプルな形を何度も口に出し、頭で考えなくても口から出るレベルまで反復しましょう。
2. オンライン英会話で実践する
実際の会話の中で代名詞を使うのが一番の近道です。オンライン英会話のレッスンで、講師に対して意図的に代名詞を使って話す練習をしてみましょう。基礎文法から学べる初心者向けのサービスを選ぶと、講師が丁寧に代名詞のミスを修正してくれます。当サイトの初心者向けオンライン英会話の比較記事などもぜひ参考にしてください。
英語の代名詞に関するよくある質問(FAQ)
- Q. 会話中に代名詞がとっさに出てきません。どうすればいいですか?
- A. 最初は「I」と「You」のやり取りから慣れ、次に「He」「She」を意識して使う練習をしましょう。短いフレーズを何度も音読(シャドーイング)して、口の筋肉に覚えさせるのが効果的です。
- Q. 「it」と「that」の使い分けがわかりません。
- A. 「it」は直前に話題に出た特定のものを指すのに対し、「that」は物理的・心理的に少し距離があるものや、相手の発言全体を指すときに使われます(例:That’s a good idea!)。
- Q. オンライン英会話で代名詞を間違えたら指摘してもらえますか?
- A. 多くのオンライン英会話では、レッスン前の要望(リクエスト)で「文法の間違いを積極的に指摘してほしい」と設定できます。間違えたまま放置せず、プロの講師に直してもらうのが上達のコツです。
まとめ:代名詞を使いこなして、英語を自然に話そう
代名詞は、名詞の代わりに使うことで文章や会話をスムーズにする重要な要素です。
- 代名詞の基本:名詞の繰り返しを避け、会話のテンポを良くする。
- 種類ごとの使い方:主格、目的格、所有格など、役割に応じて形を変える。
- 間違いやすいポイント:主格と目的格の混同、heとsheの言い間違いに注意する。
- 実践的な学習法:短いフレーズを声に出し、オンライン英会話などで実際に使って慣れる。
代名詞を正しく使うことで、英語がより自然に、ネイティブらしくなります。
まずは基本の一覧表を覚え、少しずつ実際の会話で使える範囲を広げていきましょう。

