はじめまして、岡田と申します。
職業:会社経営をしています。
仕事の内容は会社の経営は当然ですが、営業の指導と、現在も現役で営業を行っています。
家族構成:現在2児の父親です。
なぜ、このブログを作ったのかについて、少しお話しさせてください。
私は「営業に返事待ちはない!即決のみ」の考えのもと、20年近く営業をやっています。
今まで、個人・店舗・法人を対象に、飛び込み営業・テレアポ・イベント営業など、経験してきました。
住宅リフォーム・店舗の什器・店舗リフォーム・通信商材など、様々な商材を扱ってきましたが、5~600万円位までの商品であれば、即決で販売してきました。
アポイントを取って、次回クローズという形です。
営業成績は常にトップですし、営業で商品を売ることは簡単なことだと思っています。
ただ、営業を始めた当初はさんざんなものでした。
初めての営業は、住宅リフォームで個人宅へ飛び込みだったのですが、全く結果が出ませんでした。
来る日も来る日も、雨の日であろうが深夜であろうが飛び込みをしていました。
今はルールも厳しくなっているので、深夜に個人宅へ飛び込み営業するなんてご法度ですが、当時はルールも厳しくありませんでしたので、夜の12時や1時でも、インターホンを押していました。
なぜ、そんな時間にインターホンを鳴らさなければいけなかったのか?
それは、私が全く売れなかったからです。
お恥ずかしい話、半年間1つも契約を取ることが出来ませんでした。
今でこそ、良い思い出だと振り返ることが出来ますが、当時は地獄のような毎日でした。
結果が出ていないので、他の人より早く出社しないといけないので、朝の6時には出社してトーク練習です。
しかも、大声で全力で練習をしていないと、あとでメチャクチャ怒られました(録音までさせられていました)
営業が終わるのは、深夜1時頃です。
契約はもちろん、アポイントもろくに取ることが出来なかったので、ほぼ毎日そんな時間まで回っていました。
インターホンが怖くて押せなくなってしまった事もありました。
本当に毎日辛くてしかたがありませんでした。
何度も逃げ出したくなりましたが、せめて契約を1つは取ってからやめたかったので、なんとか毎日踏ん張っていました。
そんな私に転機が訪れた出来事があります。
1つも契約を取れないまま、半年が過ぎた頃、いつものように深夜まで営業で回っていました。
正直、その当時はインターホンを押すのが怖くなっていたので、明かりがついている家のインターホンをおそるおそる押すのが精一杯でした。
ほとんどのお家が電気の消えている中で、一軒のお家の明かりがついていたので、かなりビビりながらインターホンを押しました。
そうすると、そこのご主人さんがインターホン越しではなく、「誰や、こんな時間に」とかなりの剣幕で玄関先に出てきたんです。
正直、かなりビビりました。
当時、かなり動揺していたので、何をしゃべったのかハッキリとは覚えていないのですが、ひたすら謝った事と、必死で商品の事を説明して、一生懸命お願いしていたと思います。
たぶん一方的に話していたんじゃないかと思います。
ただ、そのご主人さんに言ってもらった言葉は、今でも覚えています。
「自分、根性あるな、こんな時間にそこまで必死にやるんはたいしたもんや。明日契約したるから、明日もう一回おいで」と言ってくれたんですね。
もう、ムチャクチャ嬉しかったです。
次の日に行ってわかった事なんですが、そのご主人さんは会社の社長さんで、ご自身も若い頃に営業をやっていたそうです。
「自分の必死さに負けたわ、ガハハハ」と笑ってらっしゃいました。
私は、半年間全く契約が取れていない事・これが初めての契約だという事・営業から逃げたくなっていた事なども正直にお話ししました。
その時に言っていただいた言葉が「必死に頑張っている人間は、絶対にどこかで誰かが評価してくれるから」と言ってくださいました。
この言葉があったからこそ、そのあと営業で結果を出すことが出来るようになり、今に至ります。
そんな私も、今では人に営業を教える立場にいます。
もちろん現場にも出ています。
現場を知らずに、人に「あーでもない、こーでもない」というのは、無責任だと思っていますので。
私が過去に経験した営業の厳しさは、今の自分の糧となっています。
ただ、それを同じように、今の若い人達に経験させるのは、ナンセンスだと思っています。
よく「営業マンだったら、自分で考えて何とか売ってこい」という事も聞いたりしますが、半分正解で半分不正解だと、私は思います。
確かに、私が若い頃はパンフレットを渡されて、「あとは自分で考えて売ってこい」という事もありました。
あとは、営業トークだけを渡されて、その後はほとんど放置で成績が悪いと叱責されるなどの光景も見てきました。
確かに、自分で考える事も必要なのですが、「何をどう考えれば良いのか」「なぜ、このタイミングでこういう話をするのか」などの営業の理屈や理論を指導して、理解させて売れる営業マンに育てるのも、上司や上に立つ人間として必要なことではないかと思います。
営業という仕事は、断られる事の方が多いので、楽しい時と辛い時だと8割9割が辛い時だと思います。
逆に言えば、残りの1割2割の楽しい時、つまり契約を取る為に努力する仕事です。
その楽しさを知らずに苦しんでいる人、もしくは知らずに諦めようとしてしまっている人、そういう人に少しでも私の経験がお役に立てられれば良いなと思い、このブログを立ち上げました。
営業の事や、日常で経験した事を中心に書いていく予定ですので、宜しくお願いします。
私の長い話しにお付き合いいただき、ありがとうございます。