こんにちは、岡田です。
今回は、テレアポで「結構です」や「大丈夫です」などの断りへの切り返しについてのお話です。
うまい応酬が思いつかず、対応できずに毎日終わってしまっていませんか?
テレアポの仕事をやっていて、「結構です」や「間に合っています」に対応できない人は、意外と多いです。
あと、「忙しい」なんかもそうですね。
テレアポに限らずですが、結果を残すためには、このあたりをクリアすることが必須です。
テレアポの応酬話法に行き詰っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
テレアポの結構ですへの切り返しで最も良い方法は?
電話営業をしていると、こちらがまだ詳細を話していないのに「結構です」とか「間に合ってます」などと言う人がいますよね。
電話をかけた方からすると、「一体何に対して結構です、と言っているの?」と思ってしまいます。
以前、「結構です」には、2つのパターンがあるということをお話しました。
その違いを理解していないと、いくら頑張っても成果が出ませんので注意してください。
「結構です」のパターンの違いについては、テレアポで切られないコツ!電話を切られるのを回避する簡単なテクニック!でお話しています。
電話を切られないようにする会話の間についても、詳しく紹介しています。
では、本題に戻します。
テレアポで「結構です」と言われた時の切り返しで有効なもの、それは・・・真に受けないことです。
このトークを言えば絶対に大丈夫というようなものはありませんので、それを言うとウソになってしまいます。
ただ一つ言えるのは、お客さんの断りは「真に受けない」こと、これは鉄則です。
「真に受ける=相手の言葉通りに受け止める」、ということです。
・結構です
・大丈夫です
・間に合っています
・今はまだいい
・また後で
・検討します
・考えておきます
このような断り文句を真に受けていたら、営業で結果を残すことはできません。
では、どうすれば良いのか?
「結構です」と言われた時には、「そうですよね、今って○○なんで、ご利用になられてないですもんね、やっぱり・・・」というような感じでトークをそのまま続けていきます。
最初の段階の断りに対して、一つ一つ反論したり、応酬話法は必要ありません。
ただ一つ注意してもらいたいのが、「そうですよね、今って○○なんで、ご利用になられていないですもんね。」で終わらないことです。
「ご利用になられていないですもんね。」で終わってしまうと、「そうなんです、だから結構です」と言って、電話を切られてしまいます。
同じ時間・同じリスト・同じトークで電話営業をしているのに、取れる人と取れない人がいる理由は、こういった細かい部分の違いだったりもします。
テレアポで忙しいへの切り返し 実は間違ったやり方をしている人がほとんど
「結構です」と同様に多いのが、「忙しい」と言われることだと思います。
「いま、忙しいから」なんて言われますが、本当に全員忙しいのでしょうか?
「忙しいから」と言う人の本当の断り文句は、「あなたと話しているほど暇ではない」ということです。
あなたの話が魅力的で、相手が興味を惹く内容であれば、時間を割いてでも聞いてくれます。
このあたりの興味づけや、興味を惹く話し方は簡単ではないので、また別の機会にお話しします。
それよりも、簡単に修正できることを一つ。
あなたは、テレアポの最初の一言目はどういうトークをしていますか?
普段、話している内容を思い出してください。
いつも定型文のようにトークしている部分です。
「お忙しいところ、恐れ入ります」、「お忙しいところすみません」などと言っていませんか?
実はこのトークは、かなり間違った方法なんです。
「こいつ何を言ってるんだ」と思われたかもしれません。
一般的なトークですからね。
あなたの周りの人も、ほとんどの方が言っていると思います。
私も、むかし中途半端な営業マンだったときは、「お忙しいところすみません」というトークを使っていました。
では、なぜこのトークが間違っているのか?についてご説明します。
お忙しいところ恐れ入りますが・お忙しいところすみません、が間違っている理由とは?
間違っている理由は2つあります。
1つ目は、「お忙しいところ恐れいります」と言ってしまうと、「忙しい」というマイナスイメージを相手に持たせてしまうため。
2つ目は、「相手との距離が生まれてしまう」ためです。
昔、私の先輩におそろしいくらいのカリスマ性と営業力を持った人がいました。
当時の私はリフォーム営業をしていて、売れたり売れなかったりを繰り返す、中途半端な営業マンでした。
その先輩は、初対面でも、まるで昔からの知り合いだったかのように、お客さんとの仲を築く人でした。
強引に契約を迫るわけでもないのに、2時間~3時間後には500万~600万円の案件を契約していました。
本当に怪物みたいな人で、案件が100件あれば、99件は契約を取る人でした。
私がその人から言われたのが、「「お忙しいところすみません」や、「お忙しいところ恐れ入ります」、などと言う営業マンは三流だ、一生トップセールスマンにはなれない」と言われました。
当時は、かなりムカつきましたが、今となれば「おっしゃることはごもっとも」だと思います。
当時、言われたことは以下のようなことです。
たとえば、自分の友達や親兄弟に電話する時に、恐縮しながら「忙しいところ、申し訳ないんだけど・・・」なんて言うか?
仲のいい人にそんな話し方はしない。
そんな電話をする時は、お願いごとか頼みごとをするときだ。
知り合いや家族のレベルであっても、警戒されたり不審に思われてしまう。
それを赤の他人のお客さんに言うなんて、もっての他だ。
「私のことを警戒してください」と、自分で言っているようなもの。
まして、「忙しい」ということを、わざわざ連想させて。
営業で結果を残したければ、いかに相手との距離を最短で縮められるかを究極まで考えるべき。
「みんながやっている、周りが言っている」からの理由で、そのトークの意味や使い方を考えない営業マンは、一生出世しないし、一生売れない。
もし使うとしても、それをこちらの有利になるような使い方をしないといけない。
と、まぁ散々なことを言われた記憶があります。
ただ、正論すぎて何も言い返せませんでした。
確かに、言葉の意味や使い方を考えずに、営業トークをしている営業マンは多いです。
「なぜ、今のタイミングで、そのトークを使うのか?」
「どうして、いま笑ったのか?」
「会話と会話の間の息継ぎのタイミングは、どうしてその部分なのか?」
こういった部分を考えて毎日取り組むのか、ただただ何も考えずに同じやり方で続けるのかによって、結果は大きく違ってきます。
とは言っても、いきなりアレコレ考えるのは難しいと思いますので、テレアポが取れないと悩んでいる人の為に、テレアポのコツをまとめていますので、参考にしてください。
テレアポの結構ですや忙しいへの切り返し!電話営業の応酬話法テクニック!まとめ
少し難しい話になってしまいましたが、「結構です」や「忙しい」などの断りは真に受けないことが重要です。
昔に比べ、法律の関係上、電話セールスや電話勧誘が厳しくなっているのは確かです。
ただ、その中でも変わらず結果を出している人もいますので、やり方や考え方次第で、結果は変えられますよ。
「結構です」と言われたから諦めるのではなく、失敗しても良いので、どんどんチャレンジしていきましょう。