こんにちは、岡田です。
今回は、営業でどうにもやる気が起きない、というときのかなり具体的なやる気の引き出し方のお話しです。
以前、こちらの外回りの営業でサボり癖がついた時の克服の仕方とやる気の出し方!で、飛び込み営業が大嫌いな私が、いかに飛込み営業の時間を減らしつつ成績を上げたか、という方法をお話ししました。
私の会社の営業マンにも、「どうにもイマイチやる気が感じられないな」という営業マンがいました。
結果がでないことにより、自分に自信が持てなくなってしまっていたようです。
ただ、そのやる気のなかった営業マンが目の色を変えて、「あれは他人だったのか?」というくらいの変わりようで、今は毎日頑張っています。
その時に指導したことや、アドバイスしたことを紹介します。
人それぞれ、「やる気スイッチ」というものは違いますが、現状「営業のやる気が出ずにサボりすぎている」とか「サボりすぎて罪悪感で辛い」という方の参考になればと思います。
誰でもそうですが、ほんの少しのキッカケや何気ない気づきで一瞬で変わることができますよ。
目次
いつも営業をサボっている場所を鮮明にイメージする
先にお伝えしておきますが、今からお話しする内容は「営業でサボってばかりの自分が嫌でなんとかしたい」と、営業のサボりを本気で克服したい方に向けてです。
営業をサボってしまうと悩んでいるということは、外回りの営業ですよね。
場所は、主にどこでサボっていますか?
・車の中ですか?
・喫茶店やコンビニですか?
・カラオケやパチンコ屋ですか?
・それとも自宅ですか?
場所や時間は、人それぞれだと思います。
サボっている場所は、どこが悪くて、どこなら良いとかいうのは特にありません。
なぜ、主にサボっている場所を質問したのか?
理由は、「できるだけ鮮明にイメージしてほしい」からです。
今、これを読んでくださっている場所が、上記にあげた場所なら具体的にイメージできますよね。
でも、いつもとは違う場所、例えば、移動中の電車の中などであれば、いつもサボっている風景を思い出してください。
具体的にイメージできたら、次に進んでください。
営業をサボっている理由を考える
では、まず「今、なぜ仕事をサボっているのか?」について、掘り下げて考えていきましょう。
「なぜ?」という理由は、どんな些細なことでも構いません。
例えば、「ダルい」「給料が安い」「休みが少ない」「会社がムカつく」「家に帰ってゲームがしたい」・・・など、何でもいいです。
この時に1点だけ、「なんとなくで理由がわからない」というのはNGです。
徹底的に掘り下げて考えてください。
頭の中で考えるよりも、ノートに書きだしていきましょう。
思いつく限り書いてください。
この部分は、今後の為にもかなり大切ですので、しっかり時間を取って考えてください。
今、この瞬間にサボってしまっている人は、どうせサボるなら有意義に時間を使いましょう。
サボっている理由は、最低でも30個、できれば50個は書きだしてほしいです。
理由を書き出せたら、次に進んでください。
仕事のサボりの理由の分類わけをする
あなたのノートには、サボっている理由がビッシリと書き込まれていると思います。
次に、サボりの理由にあげたものをザッと見ていって、分類わけをしてください。
分類わけは、次の通りです。
○印:自分の気持ちや行動など、自分で解決できること
△印:外部要因(会社の仕組み・上司や先輩など)
×印:自分では変えられないこと(自然現象や法律など)
※自然現象といっても、「雨」や「台風」などは×印に入りませんよ(雨の日や台風の日はアポや契約が取りやすいので)
分類わけの結果はどうなりましたか?
おそらく「○印」もしくは「△印」が多いと思います。
もし、万が一「×印」が多い場合、営業のサボり以前の問題だと思いますので、仕事を変えられた方が良いかもしれません。
営業のサボりがバレた場合の影響を考える
分類わけが終わったら、次は「もし、サボりがバレた場合どうなってしまうか?」について、しっかり考えてください。
「サボりが発覚したらクビになる」、これは誰でも思いつくことだと思います。
でも、果たしてそれだけでしょうか?
「仕事を失って生活はどうする?」「家族にはどう説明する?」「恋人はどう思う?」「次の就職先への影響は?」・・・などはもちろん、もっと細かく書いていきましょう。
例えば、「好きなラーメンを食べられなくなる」「家賃が払えなくなって家を追い出される」、こんなことでも構いません。
今の会社をクビになったとしても、あなたの人生が終わるわけではありませんよね。
これから、先もずっと続くわけですので、自分にどんな影響を及ぼすのかを考えましょう。
マイナスの発想だけでなく、プラスの発想でも構わないと思います。
30個書き出したら、次に進みましょう。(もし、いくら考えても思いつかない場合は、次に進んでもらって構いません)
自分にとって重要なことを洗いだす
「仕事をサボってしまう理由」と「営業のサボりがバレてしまった場合」の両方を書き出せましたよね。
では、両方を見比べてみましょう。
あなたにとって重要なことは、どちらに多く含まれていますか?
どれが重要で、何が大切かは人それぞれですので、正解はありません。
ただ、本気でサボりを克服したいと考えている方なら、「営業のサボりがバレてしまった場合」の方に、自分にとって大切なことが含まれていると思います。
その大切なことを放り出してでも、営業をサボる理由はないのではないでしょうか?
やる気を出すための営業目標を立てる
ここまでくれば、あとは予定や目標を立てるだけです。
営業ですので、毎月の売上目標は立てていると思いますが、サボってしまっていた自分にムチを打つなら、しっかりとした予定を立てていきましょう。
営業ノルマを達成するために、1週間1日1時間ごとの営業訪問数やアポ・契約数など、自分自身を時間管理できるようにしてください。
無理な目標は計画倒れになりますが、甘めの設定は営業では禁物です。
目標を立てる際は、「目標を達成する意味」についてもしっかり考えてください。
※目標の立て方については、営業ノルマの達成方法|トップ営業マンの目標の立て方と考え方!で詳しくお話しています。
仕事をサボってしまう理由の「△印」、これも解決しないといけない問題です。
△印の会社の仕組みや上司・先輩の問題の解決方法は2つです。
■結果を出してから提案や改善を要求する
「結果を出してから言え」と言われかねないので、売り上げを上げてから行う方法です。
リスクは少ないですが、下手をすると、今の状態から抜け出せない可能性もあります。
■提案や改善を要求する代わりに結果を出す
かなりリスクのある解決方法です。
ただ、「やるしかない」という強制力が働くので、嫌でもやる気が出ます。
私が、サラリーマン時代に、嫌いな飛込みの日数を減らすために行った方法です。
あなたにあったやり方を選んでください。
過程はどうあれ、今の状況を打破するのが目的ですので。
営業のサボりは、いずれ会社に間違いなくバレるので、「なんとかしたい」と思っている、今のうちに行動した方が良いと思います。
営業マンがサボっていることを会社に発覚する理由については、営業のサボりは必ずバレる!営業報告や日報の嘘はやめるべきで詳しくお話ししています。
毎日、後ろめたい気持ちで仕事をするのは辛いと思います。
営業は失った分も取り戻せる仕事ですので、ここから頑張ってください。