こんにちは、岡田です。
今回は、訪問営業の服装についてのお話しです。
暖かくなってくると、スーツだと外回りはだんだんしんどくなってきますよね。
汗もかきますし、足も蒸れますので。
「飛込み営業はスーツで行うべきだ」という意見もありますが、実際にスーツとその他の服装でどのような違いがあるのかについてお話しします。
飛込み営業はスーツの方が良いのか?
「営業に行くのだから、スーツが当然だろ」とは、私は思いません。
今まで、数えきれないほどの件数の飛込み営業をしてきましたが、色々な服装で訪問しています。
といいますか、スーツ姿で飛び込み営業をしたことは、ほとんどありません。
なぜならば、効率が悪いからです。
飛込み営業にスーツが向かない理由
私が、スーツで飛込み営業をするのは効率が悪いと思う理由です。
①警戒される(特に個人宅)
②動きにくい
③暑い・寒い
順番に説明していきます。
①警戒される(特に個人宅)
見知らぬスーツ姿の人がくれば、誰だって営業だとわかりますよね。
その時点で、相手は少し身構えてしまうわけです。
企業相手の飛込み営業ならまだしも、個人宅への飛込み営業でスーツ姿というのは、プラスに働くことはありません。
どんなに営業スキルがあって、どんなに良いトークを持っていても、それ以前に警戒されて会うことができなければ終わってしまいます。
営業で売れない人というのは、こういった少しずつのミスの積み重ねが積もり積もっての結果です。
むかし、飲食店のオーナーに「営業はスーツでくるのが常識やろ!出直してこい!」と、かなり怒鳴られたことがあります。
その時に、「オーナーお言葉ですけど、常識ってなんですか?」、「スーツでこないといけない理由はなんですか?」と聞いたことがあります。
「常識は常識や」と答えていましたので、ようは「みんな、なんとなくそう思っているだけ」です。
腹が立ったので、後日同じ服装で訪問して、きっちり契約をいただきましたので、「服装は関係ない」ということです。
会社の規定で定められている場合は、どうにもならないかもしれませんが、「スーツの方がいいのかな?」というレベルであれば、スーツではない方がいいですね。
②動きにくい
飛込み営業は、「訪問件数の多さ×契約にもっていく確率の高さ」で全てが決まります。
契約にもっていく確率が、圧倒的に高ければ、訪問件数は少なめでも良いと思います。
そうでない場合は、訪問件数の多さで稼ぐしかありません。
そんな時に、「スーツに革靴」だと、動きが制限されてしまいます。
私の経験上、飛び込み営業は走って移動した方が結果が上がることが証明されているので、走りにくい服装はNGです。
ですので、足元も革靴ではなく、スニーカーがベストです。
③暑い・寒い
スーツだと、夏場暑いですよね。
暑いとやる気がなくなってきますし、汗だくの状態で訪問する必要があります。
自分の家に、汗だくの営業マンがきたら嫌じゃないですか?
しかも、夏の暑い時期に、汗だくの人を歓迎する人はあまりいません。
なかには、「暑いのに頑張ってるね」と言ってくれる人もいます。
ただ、そういう方は「汗をかいていなくても」、優しく接してくれます。
冬は冬で、スーツ姿だと寒いので、やる気が削られていきやすいです。
革靴は、どうしても足元から冷えてくるので。
コートを着るなどの対策はありますが、どうしてもスーツの場合は着こむにも限界がありますからね。
以上の3つが、飛込み営業にスーツが向いていない理由です。
訪問営業の服装
スーツがだめなら、訪問営業の服装は何が良いのか?
正直に言いますと、「なんでも良いです」
よほどひどい服装でなければ、アポや契約は取れます。
ただ、なんでも良いだと「で、結局何を着ればいいの?」となると思いますので、例を紹介します。
例えば、あなたが住宅リフォームや住宅設備など、何か工事が発生する商品を取り扱っているとします。
その場合は、作業着が良いですね。
作業着だと警戒されにくいですし、商品とリンクしているので違和感がありません。
工事などの施工物は、安心感が大切です。
作業着で訪問していると、お客さんから質問をされることも多いので、オススメです。
もう一つ、例をあげましょう。
例えば、求人誌の飛込み営業。
ほとんどの人がスーツですよね。
私の会社にも、よく来ています。
ただ、どの人も同じように見えるので興味が沸きません。
私が求人誌で飛込みするなら、「人材」と大きく書かれたポロシャツを作って訪問すると思います。
わかりやすいですし、それだけで他の人と差別化が図れますからね。
最初の掴みはしやすいので、あとはキッチリ礼儀正しく、そして大胆に図々しく営業すれば、アポや契約は取れると思います。
作業着を着るにしても、ポロシャツにプリントアウトするにしても、最初にお金がかかりますので、効果がなければ無駄になります。
これは私の持論ですが、「自分の仕事に投資できない人間は一生出世しない」と思っています。(若い頃に先輩から教わった受け売りですけどね)
1万や2万の出費を惜しんでいては、まず成功するのは難しいと思います。
今まで、かなり無駄な出費をしてきたからこそ言えることですが。
飛込み営業にスーツはNG?訪問営業で売るための服装とは?のまとめ
私が、飛込み営業にスーツが向かないと思う理由は、以下の3つです。
①警戒される(特に個人宅)
②動きにくい
③暑い・寒い
「営業の常識はスーツ」と言う人もいますが、そもそも営業は「一般的に言う常識」通りにやっていて、結果が出るものではありません。
なぜならば、営業マンの大半は売れない営業マンだと言われています。
いつものやり方でダメなら、やり方を変えてみましょう。
人の言う通りにやっていて結果が出なくても、誰も責任は取ってくれませんからね。